表具修復・掛軸販売一筋190年　阿波の表具屋さん

富永(とみなが)　眉峰(びほう)

出　身･･･徳島市新南福島

生･･･明治３８年（1905）　１月　３日

没･･･昭和６２年（1987）　９月１４日

享　年･･･８２歳

　　名･･･三喜男

初　号･･･斗筒、のち眉峰

略　歴･･･折野　宇三郎の三男として生まれる。
 大正15年（1925）3月、徳島師範学校本科第一部卒業。名東郡小塚尋常小 学校に赴任する。
 昭和　2年（1927）、徳島市佐古尋常小学校に転任。
 昭和　3年（1928）、書道を志し、〈鈴木　羽村〉の指導を受ける。
 昭和　4年（1929）、結婚し富永家を継ぐ。
 昭和　9年（1934）、県立小松島高等女学院（現、小松島高校）に勤務。
 昭和18年（1943）、〈菅原　佑音〉により、俳句に目覚め、〈今枝　蝶人〉の指導を受けるようになった。
 昭和24年（1949）、県立城東高等学校に転任。
 昭和28年（1953）、日展に『鳴門の詩』を出品し初入選する。以後6回入選。 また、〈炭山　南木〉に師事、神融会に所属した。
 昭和41年（1966）、退職。その後は、県書道協会会長、県美術家協会理事、 徳島文化協会理事、青潮会展審査会員などを、長年にわたって努めた。 また、俳句歴も40年にわたり航標同人や俳人協会会員として活躍した。
 昭和57年（1982）、徳島県文化賞受賞。
 昭和62年（1880）、永眠。お墓は、徳島市寺町の東宗院にある。

主な特徴･･･主な著書には、『徳島名筆二人』『眉峰作品集　一集〜五集』、句集には、 『細流』『河海』『黒潮』があり、肉筆句集に、『百句集　一集〜五集』『八十路』 などがある。  

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