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ヌ-0002 貫名 海雲 ≪漢詩≫
貫名 海雲
出 身・・・淡路国津名郡洲本(一説には麻植郡川島町學)
生・・・天保 2年(1831) 3月26日
没・・・明治30年(1897)12月27日
享 年・・・68歳
幼 名・・・小太郎、のち蔀
名・・・与三郎、また右近、のち正祁
字・・・孔有
号・・・海雲
略 歴・・・〈外山 三太夫〉の二男。少年の時、志を立てて京都にて、『貫名 菘翁』の門に入る。書道や漢学を学び、その塾頭にまでなる。
安政4年(1857)、松翁の二女〈後〉の婿となり、《海雲》の号になる。菘翁が聖護院に隠居した後、室町の旧宅である家塾《須静堂》の管理をし、弟子を教えた。
また当時の摂政であった、〈一条 忠香〉に招かれて、その息女〈美子(後の明治天皇の皇后、昭憲皇太后)〉の師となり、皇后として皇室に入るまで、漢字と書とを教授した。 この縁で明治22年(1889)、宮内省皇后宮職から、旧師に報じる皇后のお考えにより、先例のない終身養老年金を受けた。また、朝廷に召されて、学習院書経博士となった。
晩年には、東京神田猿楽町で漢学塾を開き、加藤氏を称して儒学の復興に努めた。
主な特徴・・・書に長じ、ときには墨梅の図を描いた。
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* 本紙:紙本
状態:良/表装替済/新桐箱収納
本紙寸法:丈135cm/巾52cm
全体寸法:丈194cm/表装巾67cm
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