松浦 春擧
出 身・・・勝浦郡小松島浦(現、小松島市)
生・・・安永 元年(1772)
没・・・弘化 4年(1847)12月 8日
享 年・・・76歳
幼 名・・・亀八、のち宇吉
通 称・・・猪三郎、または要人
諱・・・依景、のち重吉
号・・・三桃、のち舜擧、春擧
略 歴・・・藍商の家に生まれる。
京都の〈森祖仙〉に学んで、《三桃》と号し、次いで、〈円山応挙〉に師事して、《春擧》と号した。
京都にて示寂。
主な特徴・・・花鳥画、人物画に長じ、特に孔雀の画が得意で、自身の画室を「孔雀堂」と称した。岩絵具と胡粉の表現が非凡で美しく優れていた。細密描写の極彩色の作品が多い。
家が比較的裕福なため、不自由なく研鑽を積むことができたので、豪華な作品を多く残している。
丈六寺の〈百川和尚〉と親交があり、同寺所蔵の『孔雀帖』には、〈柴野栗山・古賀精里・管茶山・皆川淇園・篠崎小竹・市河米庵〉などの画賛がある。
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