表具修復・掛軸販売一筋190年　阿波の表具屋さん

三好(みよし)　賢古(かたふる)

出　身･･･板野郡藍住町勝瑞

生･･･天保１０年（1839）　８月１４日

没･･･大正　８年（1919）　５月１８日

享　年･･･８１歳

別　号･･･竹香、青蓮子、実念坊と称した。

略　歴･･･近藤吉三郎の長男として生まれる。
 安政元年（1854）、１４歳で〈守住　貫魚〉に入門する。
 安政５年（1858）、１８歳で〈住吉　広賢〉に入門する。
 東京市芝区三田町に住む。
 明治３１年（1898）、神戸市に住む。
 各地を遊歴し、神戸の須磨寺・京都の南禅寺・徳島の立江寺などの襖絵を描く。
 明治３８年（1905）、京都の八坂神社拝殿の三十六歌仙図を描く。
 勝海舟・山岡鉄舟・松方正義らの知遇を得る。
 明治４４年（1911）、１１月２６日、松方邸で皇太子殿下（後の大正天皇）の御前にて、揮毫の光栄に浴した。

主な特徴･･･故事に詳しく、風俗・人物・花鳥・山水などを極める。
 また、高野山で仏教学を修め、仏画を研究する。
 長仏画・指頭画にも長じていた。
 

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