湯浅 桑月
出 身・・・徳島市富田幟町
生・・・明治11年(1878) 8月28日
没・・・昭和 4年(1929) 7月16日
享 年・・・52歳
名・・・茂
号・・・茂胤
略 歴・・・謠曲家〈湯浅 小太由〉の二男。〈湯浅 翠樾〉の孫。
住吉派の〈佐香 美古〉の門人。
19歳の時、大阪に出て、〈深田 直城〉〈中川 芦月〉に師事した。また、土佐派・狩野派・円山派・南宗派の諸大家と交わり、一派を立てた。
明治37年、帰郷し徳島市大工町に住み揮毫した。
また、謠曲の名手で、小鼓を藩の幸流〈生駒 信近〉に学び、奥義を伝授された。大正9年には、喜多流の〈大島 寿太郎〉を迎えて、能の研究団体喜陽会を復活し、同氏と共に研究を重ねた。
昭和2年、喜多流謠曲、仕舞いを研鑽し、喜多宗家より教授の免状を授かった。
主な特徴・・・新しい写生派の日本画で、人物・花鳥・山水のいずれも達筆で、年々の勅題をテーマにした風景画も多く残している。雰囲気の表現が、特に巧みであった。
奇人でもあり、名刹には関心を示さなかった。
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