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ワ-0002 渡辺 広輝 ≪着物に草花≫
渡辺 広輝
出 身・・・阿波郡市場町香美
生・・・安永 7年(1778)10月
没・・・天保 9年(1838) 3月17日
享 年・・・61歳
名・・・八百次、のちに広継
通 称・・・士清、図書
別 号・・・似春斎、如仙
略 歴・・・徳島市丈六町本庄の医師〈渡辺 伯玄〉の子として、父と共に大阪に出て、画の修行をした。
のちに、叔父にあたる徳島寺町の善福寺住職の下で同居し、画を学んだ。また、藩の狩野派絵師〈矢野 栄教〉に師事していた。
寛政8年(1796)正月、矢野栄教の推薦により、江戸の〈住吉 内記広行〉に入門し、広輝と改名した。また、住吉家に住み込みで修業中も、藩から二人扶持金5両を給付されていた。
享和2年(1803)11月、三人扶持7石となり、文化6年(1809)8月、正式に藩の『土佐流御絵師』になっている。
住吉家でも重んじられ、広行、広尚に仕え、さらには広尚の子、広定(後の広貫)の後見をしたという。
主として江戸に在住したが、藩主の供をして、たびたび徳島に帰っていた。
天保9年(1878)3月17日、江戸で没した。
墓は東京都港区三田の長延寺にある。
主な特徴・・・人物・花鳥・山水ともに優れていたが、特に歴史画に優れていた。源氏物語に取材したものや、歌仙図に精密描写の傑作が多い。
文政11年(1828)作の『祖谷山絵巻』二巻や、文政12年(1829)に門人〈守住 貫魚〉と完成した『光格上皇修学院御幸儀仗図』三巻は、県の文化財指定になっている。
多くの門人があり、とくに〈守住 貫魚〉〈鈴江 貫中〉〈佐香 貫古〉の3人を、広輝門の三傑と称されている。
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価格 : 198,000円(税抜180,000円) |
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* 本紙:絹本
状態:良/表装替済/新桐箱収納
本紙寸法:丈74cm/巾28cm
全体寸法:丈162cm/表装巾42cm
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