トップ > 掛軸 【阿波の作家】 > あ行 > ｲ-0002 飯塚 桃葉 《富士に昇龍画》
ｲ-0002 飯塚 桃葉 《富士に昇龍画》
飯塚 桃葉
出 身･･･江戸
生･･･享保４年（１７１９年）
没･･･寛政２年（１７９０年）９月３０日
享 年･･･７２歳
通 称･･･源六
名･･･秀久
号･･･桃葉斎、観松斎
略 歴･･･蒔絵師として名声を聞き及び、明和年間（1764頃）、１０代徳島藩主〈蜂須賀 重喜〉が、下駄に蒔絵を施すようにという注文を頼んだとき、蒔絵は印籠などに描くべきで下駄に施すものではないと断った。その気骨を見込まれて、６石３人扶持で藩の蒔絵師として採用され、江戸桧町の下屋敷に住んだ。
その後、再び前回と同じ注文を受けたときは、君命ならばいたしかたないとして、下駄に蒔絵を描いた。しかし、重喜はその出来栄えを褒め称え、足にすることのないよう火中に投じて燃やしたという、蒔絵師の誇りを大切にしたとされる逸話がある。
名人気質の奇人で、夏はフンドシ一つで仕事をしていたので、彼を招くときには使いの者に衣服をもたせ、また雨の日には傘・下駄まで用意して迎えによこしたと伝えられている。
主な特徴･･･江戸の人で、蒔絵師として著名であった。
蒔絵の作品は比較的多く残っており、印籠・文箱・盆・鞍など多種にわたって精巧である。
代表作には、藩主献上の御物『宇治川螢蒔絵文台硯箱』や、県指定文化財の『狩野洞春美信下絵の鞍・鎧』などがある。
また、画にも優れた人で、飯塚家の《成立書》によれば、“度々御席画相勤申候”とある。指頭画が少し残っているにすぎない。
※返品OKです。一度手に取ってお確かめください。
但し、返品に伴う送料、返金に伴う手数料はお客様にご負担願います。ご了承ください。
| 価格 : 198,000円(税抜180,000円) |
|
|
|
-
＊本紙；絹本
状態；しみ、虫食い有り／表装修理済み／新桐箱収納
本紙寸法；丈４０�僉振劭僑記�
全体寸法；丈１３２�僉辛汁�巾７９��
-
-
