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イ-0011 伊藤 聴秋 ≪書≫
伊藤 聴秋
出 身・・・兵庫県淡路市洲本
生・・・文政 5年(1822年)6月
没・・・明治28年(1895年)4月1日
享 年・・・74歳
名・・・起雲
字・・・士竜
号・・・黙成子、瓢庵、のち聴秋
通 称・・・介一
略 歴・・・三太夫の子として生まれ、家は代々蜂須賀氏に仕える郡史であった。
嘉永3年(1850)、京都に出て〈梁川 星厳〉に入門、詩を学んだ。そして、
の才気を認められ《崑崙奴》と称され、同門三秀才の一人に数えられた。
〈頼三樹 三郎〉〈藤井 竹外〉〈松本 奎堂〉〈藤本 鉄石〉〈森田 節斎〉〈岡田 鴨里〉らと交わり、勤王の志を固めた。
ある日、岩屋の築港工事に従事中、藤本哲石の【大和義挙】に呼応したため、岡田鴨里・〈砂川 藍谷〉らと共に捕らえられた。
明治初年(1868)に、罪を許され、本県の行政に携わったが、のち上京し、太政官法制局に出仕、諸官を歴任し、明治21年(1888)、退官した。
墓は、東京都墨田区向島の蓮華寺にある。
主な特徴・・・詩は、七絶に長じ、書は狂草体を能くした。
著書に、『蘋白楓紅葉』『湖海全豪』『聴秋閣詩集』などがある。また、『鳴門観潮詩』は、鳴門を題材とした詩で、著名である。
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* 本紙:紙本
状態:並/虫食い有/表装替済/新桐箱収納
本紙寸法:丈131cm/巾44cm
全体寸法:丈194cm/表装巾58cm
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